| 防ぐ病気 |
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インフルエンザ |
| どんな病気か |
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インフルエンザウイルスは直径1万分の1ミリ(100nm)の大きさの多形性のウイルスです。ウイルスは細菌やカビなどの微生物と異なり、生きた細胞の中でのみ増えることができるため、インフルエンザウイルスは空気中や土壌中などで増えることはできません。ヒトに感染した場合は、鼻腔や咽頭粘膜の表面の上皮細胞に結合・細胞侵入し、その中で増殖します。
インフルエンザウイルス粒子表面には赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白があり、A型では、HAには15の亜型が、NAには9つの亜型があります。これらは様々な組み合わせをして、ヒト以外にもブタやトリなどその他の宿主に広く分布していますので、A型インフルエンザウイルスは人畜共通感染症としてとらえられています。そして最近では、渡り鳥がインフルエンザウイルスのいわゆる「運び屋」として注目を浴びています。A型は数年から数十年単位で流行が見られますが、突然別の亜型にとって代わることがあります。これを不連続抗原変異(antigenic shift)または大変異といいます。HAとNAは、同一の亜型内でわずかな抗原性をさらに変化させるため、A型インフルエンザウイルスは巧みにヒトの免疫機構から逃れ、流行し続けます。これを連続抗原変異(antigenic drift)または小変異といいます。連続抗原変異によるウイルスの抗原性の変化が強くなれば、A型インフルエンザ感染を以前に受け免疫がある人であっても、再び別のA型インフルエンザの感染を受けることになります。その抗原性に差があるほど、感染を受けたときの症状も強くなります。
なお1997年には、香港でトリ型のインフルエンザA/H5N1型が初めてヒトから分離され、新型インフルエンザウイルスの出現の可能性として世界中の注目を浴びましたが、幸いにも人から人への感染はなく、その後A/H5N1型ウイルスのヒトでの感染は見出されていません。しかしすでにA/H3N2(香港)型が30年、 A/H1N1(ソ連)型が20年連続している状況は、いつ新型に置き換わってもおかしくない状況で、警戒が必要です。
また、B型はヒトに感染し、A型と同様に流行を起こします。C型もヒトに感染しますが、大きな流行は起こさないとされています。 |
| 接種方法 |
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我が国のインフルエンザの流行は12月下旬から3月上旬が中心になりますので、12月中旬までに接種をすまされることをお勧めします。2回接種では、2回目は1回目から1〜4週間あけて接種しますので、1回目は早めに接種しましょう。 13歳未満のお子さんは2回、13歳以上の方は1回で効果があるとされています。 |
| 副反応 |
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一般的に副反応は軽微です。接種局所の反応が主であり、発赤、腫脹、疼痛をきたすことがありますが2〜3日で消失します。発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などもまれに起こります。極めてまれですが、死亡も発生します。これまでの我が国での統計では、インフルエンザワクチンによる可能性があると認定された死亡事故は約2,500万接種あたり1件です。卵アレルギーの人には蕁麻疹、発疹、口腔のしびれ、アナフィラキシーショックなどが現れる可能性があります。また、ワクチンに安定剤として含まれていたゼラチンに対するアレルギー反応としてのアナフィラキシーが報告されていましたが、現在、ゼラチンを含まない製品へと改善が進んでいます。 その他ギランバレー症候群、急性脳症、痙攣、紫斑などの報告がありますが、その関連については明らかな証拠は確認されていません。 |
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